防音室(2004年10月5日更新)

さて、記念すべき第一回目は防音室について。
管楽器奏者にとっては永遠の悩みである、練習場所の問題を解消すべく、様々なタイプの防音ルームが市販されております。
有名どころではヤマハのアビテックスなどですが、
一番安いのでも35万円はします。しかも組み立て費、輸送費など結構とられるっぽいです。
当然私のような貧乏人には手が届くわけもなく、公園や大学のサークルボックスで練習させてもらってたのだけど、
先日ドラムのNくんと昼間から酒を飲んでるときに、そんな話をしていたら、
「こないだリサイクルショップでサウナルームが1万5千円で売っててんけど、これ練習室に使われへんかなあ。」
と、彼が言った一言で、事態は一変。
我が家に防音室を!
とりあえず実物を見ないことには始まらないので、
早速Nくんの奥様の運転で、淡路のリサイクルショップへ。

大きさは大人ひとり座って入ってぎりぎりくらい。
まあ元々サウナなので当然ですが。
まっすぐ座ってラッパを構えるとベルの先が壁につくので、斜めになって試奏。
ドアに窓がついてるのと、天井に換気口のようなものがあるせいで、
結構音漏れしていた模様。
Nくんによるとこれをふさぐだけでかなりの防音が望めるとのこと。
ちなみにNくんは1室のみのスタジオを経営していて、防音に関してはプロ。
こんなチャンス滅多にないと、近くのコンビニで金をおろし、購入!
Nくんのアドバイスに従って、そのリサイクルショップの近くのコーナンPRO(コーナンのすごいやつ)で、
制震マットと隙間埋め用のパテ、窓を埋める板などを購入。
作業はほとんどNくんにやってもらう。

何とか部屋に運び込むが、予想以上に場所をとられて(私の部屋は4畳半)、ちょっとひるむ。

いやいや、部屋で(金をかけずに)練習できるメリットに比べたら多少の困難は耐えなければ。
早速試奏してみるが、中で音が反響するので、結構響く。
防音は、吸音と遮音の両方が必要らしいのだけど、現時点では吸音をほとんどしていない状態なので、
とりあえず、内側にタオルを張り巡らしてみる。
音はだいぶましになったけど、
ものすごく、暑い。
そして5分も吹いてたら息が苦しくなってきた。
そりゃ、遮音のために隙間という隙間を埋めたから、当然といえば当然ですが。
でも換気扇とかつけたら音も漏れるし。
とりあえず、暑さに関してはN君のアドバイスで電球を変えたらかなりましになったが、
換気に関してはここで思考停止し、苦しくなるたびにドアあけて換気をするということに落ち着きました。
一応完成図↓


今はいいけど夏はどうにかしないと、ほんとに危険かも。
いい方法ある人、教えてください。

追記 2006年に引越しして、今は部屋で音が出せる素敵な環境です。
この防音室はトランペット吹きの友人にもらわれていきました。

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